R6年度第2回研修会

今日は、日本歯周病学会 歯科衛生士関連委員会委員である歯科衛生士の野村正子先生をお招きし、本年度2回目の研修会

「スキルアップ研修会 SRP基礎編」が行われました。

野村先生には、昨年11月の日本歯周病学会in福井でも研修を行って頂きましたが、その際 実習を交えた研修会の開催のご提案もして頂き、今回 それを実現することが出来ました。

福井歯科専門学校の臨床実習室をお借りして、前半に講義、後半に実習という流れで進められた研修会。

講義では、先生の体験談を用いてプロービングの大切さについてお話頂きました。昨年の研修の際もプロービングについてのお話をお聞きしていましたが、今回は実際の症例を交えての内容で、画像もあり よりわかりやすく縁下歯石を除去するにおいて いかにプロービングが重要であるかを理解することが出来たと思います。特に経験の浅い歯科衛生士さんにとっては、大変勉強になったのではないでしょうか。

実習では、マネキンを使用してキュレットの使い方について学びました。

ポジショニングについてや、手首の動かし方、固定の位置やミラーの位置まで、先生が参加者全員の所に回り、1人1人の質問に答えてくださったり、手を添えてコツを教えてくださったりと、とてもわかりやすく為になる実習になったと思います。

今回は、臨床経験4か月の新人さんから26年の大ベテランまでの幅広い参加者が集まりましたが、お若い方にとっては新しい学びの機会に、ベテランさんにとっては良い復習の機会になったのではないでしょうか。

ポジショニングについては、普段12時の位置からやってしまっていることが多くなりがちでしたが、部位によっては前方位からの方がやいやすいという基本を思い出させて頂きました。

普段、毎日のようにスケーリングをしていても、超音波スケーラーだけで終わってしまっている事も多く、現状として じっくりとポケットを測定しキュレットを使用して縁下まで丁寧にスケーリングするという機会が減っていたと思い、今後はドクターと相談しながら もっとしっかりと時間を取り、より丁寧にスケーリングを行っていかないといけないと大いに反省する機会となりました。