今日は、全国的にもご活躍されている先生に講師をお願いしてのWeb研修会を行いました。
講師の先生は、公立能登総合病院 歯科口腔外科 部長の長谷剛志先生です。
「食べる力の組み立て方」という演題での講演は、3時間の長丁場にもかかわらず、先生のお話に引き込まれてあっという間の時間でした。
食べる力と言うと、噛む・飲み込むという摂食嚥下に目が向いてしまいがちですが、その前に患者さんの生活環境・全身状態・口腔環境などが重要であるという事を改めて感じました。
食支援においては「かにやしろえび」の関係の大切さを認識して、患者さんの照準に合わせた取り組みを行う事が必要なのだと思います。
また、骨吸収抑制薬による顎骨壊死や、重度の口腔ケア不良の口腔内など、普段の診療では目にすることの出来ない画像もインパクトがありましたし、認知症についてのお話も大変興味深かったです。
能登出身の私にとって、能登総合病院は両親共が入院していた事があり、何度も通った事のある とても馴染みのある病院です。
歯科口腔外科にも両親が患者としてお世話になったことがありましたので、なんだか勝手に親近感を感じてしまいました。
今回はWebでの開催でしたが、次回は 対面での第2回目研修会を是非ともお願いしたいと思いました。