研修会

3月10日(日) 明祥株式会社にて 本会主催の研修会が行われました。

講師の先生は、愛知学院大学 心身科学部准教授の牧野日和先生です。

牧野先生は「お食い締め」支援の創始者でもあり、歯学博士・言語聴覚士・認定心理士の3つの立場から、心と身体の支援を実践されている方で、嚥下障害支援のエキスパートでいらっしゃいます。

「認知症の食支援 ~食べなくなった認知症高齢者の支え方~」と題し、ご講演頂きました。

先生は福井県出身という事で、なんと、ご実家が会場から歩いて行けるくらいの場所だそうで、福井のローカルトークを交えながらの楽しいお話で、お昼休憩を挟んでの午前~午後の長丁場の講演でしたが、あっという間に感じるくらいでした。

一つの事柄について、丁寧に噛み砕いてお話してくださったので、解りやすくて 大変勉強になりました。

ただ、その分 前半に時間を使ってしまい、後半が駆け足になってしまったのが残念だったので、さーっと流してしまった部分も、もう一度、しっかりと聞けると良いと思います。

そして、先生のお言葉の中に「いかに長く生きるかよりも いかに良い死に方をするか」というものがあったのですが、食べたくても食べられず、食べたい!と思いながら亡くなった父の事を思い出し、摂食支援の難しさ・大切さを改めて感じました。